アズールレーンのロード画面一覧

アズールレーンの作品をまとめた非公式ファンサイトです

瞳を開けたレンの視界に広がったのは見慣れない天井だった。レンの身体はベッドで寝かされており、レンは自
身の置かれた状況を一度整理しようと考えを巡らせる。
(俺は確か――)
レンの頭の中に浮かんだのは隔絶した強さを持っていたサキュバスの姿。青い奇麗な長い髪に、人並外れた
大きな胸を持つネームドのサキュバス。魔乳の名を持つ少女と交戦した記憶がレンの脳を覚醒させた。
「あっ、うぅ……」
途端にレンは前かがみになって、立つことさえ困難になるほどに勃起してしまう。魔乳のライアスの感触や香り
、脳裏でライアスの秘部に精液を流し込んだ記憶がフラッシュバックしてレンのペニスがどくん、と脈打った。
どぴゅ、どぴゅうう。
静かにレンのパンツの中で漏れ出す精液。レンはライアスとのセックスの記憶を思い返して射精してしまってい
た。パンツの中で生暖かい感触が拡がることに自身の無力さへの怒りをレンは抱く。ネームドのサキュバスの快感
の破壊力をレンは身をもって経験した形になったレン。記憶の中のライアスを思い返すことすら今のレンにとっては
絶頂のトリガーになり得る。レンは自分の射精が落ち着くまで周りを見渡していた。
レンの周囲に人影はない。薄暗い部屋に掛けられているのは燭台だった。蠟燭の頼りない光が暗い部屋を
照らしている。ここは仄暗い洋館。どうやらレンはライアスとの交戦後、何処かへと連行されてしまったらしい。サキ
ュバス相手に敗北した男は死ぬと思っていたレンだったが、結果的には生き延びていた。
「サキュバスの気まぐれか、俺は生き延びたらしい。ならばまずはこの所在地不明の洋館から逃げ出すべきだろう
な。ライアスというサキュバスも奇妙なことを言っていた」
サキュバスの女王という単語に人を殺さないサキュバス。レンはライアスから情報を得た。生きてこの場所から
脱出し、協会へ情報を持ち帰ることがレンの目的へと変わる。レンの拳銃は奪われており、ホルスターの中に武
器はない。近くにライアスがいる可能性も捨てきれない。レンにとっては絶望的に近い状況。
「生存は諦めない。姉さんを奪ったサキュバスを俺の手で根絶やしにする。親父の墓標にそう誓った。俺は一度
負けた。死んだも同然。どうせ拾った命なら無限に勇気も湧く。今更ビビッても仕方ない」
レンは行動を起こすべく、連れ込まれていた部屋の扉を開けた。扉の先にはレンを待ち受けるように少女が立
っていた。
「ライアスが連れ込んだ男の子ってアンタのことね」
強気そうな瞳に、美しい外見。レンの前に立つ少女の姿をした魔性。男を本能的に刺激するような少女の
美しさとその姿にレンは一目で目の前の少女がサキュバスだと理解する。それも目の前の少女が有象無象のサ
キュバスではなく、ライアスと同じ領域にいるネームドのサキュバスだとレンは肌で感じ取った。少女を見た瞬間に
勃起したペニスに、今すぐ少女に精を漏らしたいという欲求がレンの中に渦巻く。ライアスと向かい合った時と同
じ欲求を目の前の少女にレンは感じていた。
唇を強く噛んで、レンは自分の性欲を押し殺す。
「ああ、そうだろうな。俺はここを生きて脱出したい。見逃してくれないか?」
レンは目の前の少女に勝てないことを自覚していた。見つかってしまったのはレンの落ち度。今からレンが起こす
行動は命乞いに近い。憎いサキュバスに命乞いしてでもレンには生きる意志があった。
「生きて、ね。アンタを殺すわけじゃないと思うんだけど。ライアスやサキュア様はね」
「戯言だな。サキュバスは男を殺す生き物だ」
「でもアンタはライアスに負けてここにいるんでしょ? 生きてるじゃない」
「死んだも同然だ。これからサキュバスに弄ばれるのなら同じこと」
レンの瞳に宿る暗い色。レンのその瞳に惹かれるように目の前の少女は微笑む。
「アンタはサキュバスに恨みを持ってるんだ。私を前にした男は皆、興奮しておっぱいとかお尻とかに夢中になって
た。けどそんな眼で私を見てきた男はアンタが初めて」
「……」
「ねえ、アンタの名前は何て言うのかな? 私の名前はミセリコルデ。誘惑のミセリコルデって呼ばれてるの。私が
本気で男を誘惑したら皆喜んで精を提供してくれるわ。私はこの世界でもトップクラスのサキュバス。それなのに
アンタは私を恐れていない……いや憎悪が恐怖を上回ってるのかしら? それにアンタ、男の癖にすごく綺麗で
可愛い顔してる。ちょっと気に入ったかも」
ミセリコルデと名乗ったネームドのサキュバスがレンに一歩近づく。それだけでレンは興奮で息を荒げてしまいそう
になるのを必死に抑えながらミセリコルデとの距離を保つ。
レンは拳銃を奪われている。レンにできることは相手の隙を突いて逃げるか、あるいは相手に殺されないように
することだけ。しかしサキュバスの魅了にかかればレンは抵抗すらできずにサキュバスの虜になる。
レンはサキュバスのフェロモン、体から発する甘い匂いを吸わないように意識する。冷静さを保とうとするレンを
見てミセリコルデはクスリと笑う。
余裕たっぷりな態度のミセリコルデに対して、レンは冷や汗をかいていた。レンの視界に映るのは絶世の美少
女。整った目鼻立ちに、艶やかな長い髪。胸元を大きく開いたドレスを着ており、その大きな胸に視線がいってし
まうのは男性として当然の反応だった。レンはサキュバスの恐ろしさを身をもって知っている。サキュバスの誘惑に
絡めとられたら最後、レンの意思とは関係なく身体は勝手に反応してしまう。洗練された強さを持つサキュバス
の魅力に屈しない男はいない。それはレンも例外ではない。だからこそ、レンは今までにないほどに警戒心を強め
ていた。
「ふーん、私がここまで近づいて微笑んであげてるのにチンポ勃起させるだけで耐えてるんだ。ほかの男ならとっくに
私の身体を夢中で触って射精してる頃なのに」
「サキュバスに気を許すつもりはない」
「アンタ面白いね。私に勝てると思ってるの?」
「…………」
「だんまりか。まあ、いいけど。じゃあさ、ゲームしようよ。射精我慢ゲーム。私が勝ったらアンタは私のペットになる。
私が負けたら私はアンタに協力する。ゲームのルールは簡単。今から10分、私がアンタを身体で誘惑するから時
間いっぱい射精を我慢できるかの勝負。どうかしら?」
唐突な提案をするミセリコルデ。レンは困惑しながらも思考を巡らせる。仮にこの提案に乗ったとしても、レンが
不利なのは変わらない。ただでさえ、ここまで強力なサキュバスに捕まった時点で詰んでいるのだ。しかし、このまま
何もせずに終わるよりはましかもしれない。そう考えたレンは進むことを選択した。
「……わかった。乗ろう」
「そうこないとね。まずはキスをしてあげる」
そう言って、ゆっくりとレンに近づき、唇を重ねようとするミセリコルデ。レンは顔を背けて回避しようとするが、す
ぐにミセリコルデに頬を掴まれて無理やり正面を向かされる。そして、そのままレンの口は強引に奪われた。
レンの脳内に流れ込む快楽。サキュバスとの濃厚で甘美な接吻にレンは一瞬で頭が蕩けてしまう。
(なんだこれ、気持ち良すぎる)
サキュバスにキスされたことで強制的にレンの性欲が身体に溢れていく。しかし、レンは懸命に自我を保ち続け
ようとしていた。ミセリコルデの唇は柔らかく、舌の感触も心地よいものだった。レンの口腔内を蹂躙するミセリコ
ルデの唾液の味にレンは酔っていく。レンの性欲はどんどん高められていき、ペニスは痛いくらいに張り詰めてしま
っていた。
それでも、レンはサキュバスに屈するわけにはいかない。レンは必死に自分の理性を繋ぎ止めようとし、歯を強
く食い縛って、サキュバスからの誘惑に耐え続ける。
そんなレンの様子を見たミセリコルデは唇を離した。レンは肩で息をしながら、ミセリコルデを睨みつける。
「あらら、意外と頑張るじゃない。キスだけで射精しちゃう男の子もいっぱいいるんだけど」
「俺はサキュバスハンターだ。負けるわけには、いかない」
「へえ。じゃあ次の段階に進んじゃおうかな? 次はおっぱいを使ってあげる」
ミセリコルデはドレスを脱いでいき、その美しい裸体を晒す。大きく柔らかそうな乳房に、細い腰回り。サキュバ
ス特有の妖艶な雰囲気に、レンの興奮は高まり、ますますペニスを硬くさせてしまう。
そんなレンの前にミセリコルデは膝立ちになり、隠すこともなく自身の胸を見せつける。

レンの眼前に突き出される魅惑の双丘。レンはその光景を見て思わず生唾を飲み込んでしまう。
目の前のサキュバスはレンにとって憎むべき敵であるはずだった。それにも関わらず、レンの頭の中にはミセリコル
デの豊満な胸に対する欲望が渦巻いていた。ミセリコルデは誘惑するように胸を揺らしながら、男を誘うように甘
い声を出す。レンは必死に煩悩を振り払おうとするが、一度膨らんでしまった興奮は抑えることができない。ミセ
リコルデの大きな胸を見つめていると、レンは無意識のうちに手を伸ばそうとしてしまう。
しかし、そこでレンはハッとして手を引っ込める。これは罠だと、レンは理解していた。ここで誘惑に乗ってしまえ
ば、ミセリコルデの思う壺。
「どうしたの? 早く私のおっぱいで挟んで欲しいでしょ? アンタのチンポか顔どっちでも挟んであげるわよ?
アタシのおっぱいで天国にイきたくない? すぐイかせてあげる」
「うるさい。お前なんかに屈するものか」
「強情ね。じゃあもっと激しく誘惑してあげる」
ミセリコルデはさらに胸を近づけて、その大きな胸でレンの顔を包んだ。
「はい、おっぱいでどーん!」
掛け声とともに、ミセリコルデは自分の大きな胸にレンの顔を埋めさせる。
「んぐっ!?」
突然のことに驚きながらも、レンは反射的にミセリコルデを突き飛ばそうとする。しかし、それよりも先にミセリコ
ルデがレンの後頭部を押さえつけてさらに強く胸に押し付けた。
柔らかい弾力のあるミセリコルデの胸にレンの顔は包み込まれる。レンは逃れようとしてもがくが、ミセリコルデ
の力が思ったよりも強い。そうしているうちに、レンの鼻腔はミセリコルデのフェロモンによって犯され、脳が甘く痺れ
ていく。ミセリコルデの匂いが、レンの身体中を巡り、そしてついにレンの理性を犯し始めた。
(やばい、このままでは……)
そう思いながらレンが抵抗しようとすると、ミセリコルデがぎゅっとレンを抱き締める。そして、そのままミセリコルデ
は上下に身体を動かし始めた。柔らかな胸で顔を擦られ、身体全体を圧迫されて、レンは呼吸すらままならな
い。ミセリコルデの身体は熱く、密着することで伝わってくる体温がレンの身体を火照らせる。レンの身体は勝手
に反応して、ペニスからは涎のように我慢汁が垂れている。
「ほら、射精我慢しないと負けちゃうわよ?」
ミセリコルデはレンの反応を楽しむように、意地の悪い笑みを浮かべていた。
快楽に溺れまいとするレンだが、サキュバスの愛撫から逃れることはできない。レンの両手が思わず、ミセリコル
デの尻肉を掴んでしまう。それは快楽を求める男の本能的な行動。
「あんっ♡」
ミセリコルデはわざとらしく喘いで、レンの性欲を逆撫でするように刺激する。そのたびに、レンの身体はびくりと
震えていた。サキュバスに弄ばれる屈辱を感じながらも、レンは快楽に抗うことができない。顔を胸に包まれなが
ら、ミセリコルデの身体にレンは夢中にさせられてしまっていた。
「ねえ、気持ちいい? 気持ちいいわよね? だってこんなにビンビンになってるもの。射精したくてたまらないんじゃ
ない?」
「俺は……屈しない……」
「まだそんなこと言ってられるんだ。なら、これでどうかしら」
ミセリコルデはレンのペニスを手で掴み、ゆっくりと扱き始める。ミセリコルデの手コキは今まで経験したことがな
いほどに気持ち良く、ペニスから伝わる快感にレンは悶えてしまう。
そんなレンに追い討ちをかけるように、ミセリコルデは耳元で囁いた。
──いっぱい出して♡
その言葉を聞いた瞬間、レンの中で何かが崩れ去った。レンはミセリコルデの腰に手を回し、力強く抱き寄せ
る。
ミセリコルデはそんなレンの行動を予測していたかのように、妖艶に微笑んでいた。
レンはミセリコルデに口付けをする。舌を絡ませ、唾液を交換し合う濃厚なキス。
レンはミセリコルデの豊満な胸を強く揉む。柔らかく弾力があり、手に吸い付くような極上の乳房だった。
レンはミセリコルデの乳房を堪能しながら、ペニスを扱かれ続けていた。レンはもう何も考えられなかった。ただ
ひたすら、目の前の女を貪ることしか頭にない。
「んっ……ちゅぷっ……ふぅんっ!……はぁっ……んむっ……!」
ミセリコルデは淫靡な表情を浮かべて、レンのキスに応えている。二人の吐息が混ざり合い、お互いを求めあう
ように激しく抱き合った。レンはミセリコルデの胸を乱暴に鷲掴みにして、欲望のままに激しく揉みしだく。ミセリコ
ルデは甘い声を上げながら、自ら胸を押し付けてレンを誘惑する。
レンはミセリコルデの身体に夢中になり、ミセリコルデはレンを夢中にさせるように絡めとる。
二人は互いを求めて、唇を重ねた。唇を重ねながらレンの腰がビクビクと跳ねるように痙攣し――
どぴゅううううう!!!
大量の精液が放出され、ミセリコルデの手を白く染め上げた。ミセリコルデの身体に包まれながらのレンの射
精。
ミセリコルデは満足げに自分の手についた白濁色の液体を見つめると、それをぺろりと舐め取る。
レンは自分の敗北を悟りながら意識を手放していった。

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サキュバスの館2